▲2005年11月5日撮影
この場所は、先ほどの橋のすぐ近くに位置しているのだが、この写真の左手の方が道路補修工事の真っ最中で通行止めになっ
ていたため、大きく迂回してたどり着くことができたという状況だった。
震災後比較的早い段階で、小千谷市内のいたる所で飛び出たマンホールはそのまま地面の高さで切断し、蓋を取り付けるとい
う「応急処置」とも言えるような方法で修繕しているのをニュースで見ていたので、おそらくここもその方法で対処されたものと思
われる。
しかし、アスファルトがめくれて凸凹になった歩道部分は、ようやく工事が始まったばかりのようだった。そして電信柱の傾き具合
は一年前とまったく同じである。 違っている点は、柱に青い丸印が付けられている事くらいだ。
これは私の推測だが、震災後に専門家(?)が傾いてしまった電信柱を一個一個点検し、そのままで危険がないものに関しては
青いシールを貼っていったのではないだろうか。 たしか家屋に関してはそのような判定を行なっていたと記憶している(青印=
危険なし、黄印=要改修、赤印=建て直しが必要、そんな感じだったと思う)。
それ以外には奥にある工場の屋根が震災直後は異状なかったのに、一年後には大きく曲がってしまっているが、これは昨冬の
記録的豪雪(たしか28年ぶりのドカ雪とか言ってたと思う)によるものだろう。 そのドカ雪では、震災で傷んだ建物が屋根に積も
った雪の重みで潰され、犠牲者が出るという痛ましい事故も起きていたのだ。
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